OBJECTIVE.
大学教育開発?支援センターの太田知彩助教が日本教育社会学会の第11回「奨励賞(論文の部)」を受賞しました。
日本教育社会学会は、1948年に、教育社会学の発展と普及を期し、会員相互の研究上の連絡を図ることを目的として設立された学術団体です。
本賞は、日本教育社会学会の40歳未満の若手の会員が発表した教育社会学の顕著な研究業績に贈られるものです。
太田助教の論文概要について
太田助教の受賞論文「なぜ留学するのか?-『グローバル人材』の再生産戦略に着目して」は、「グローバル人材」の留学動機を出身階層や地位達成との関連から検討したものです。38名へのインタビュー調査から、対象者が自己実現を語ることで、地位達成を目的として留学する人に対して卓越化を図っていることを描出した点が評価されました。
授賞式は9月13日(金)に信州大学で開催された日本教育社会学会第76回大会にて執り行われました。
本賞は、日本教育社会学会の40歳未満の若手の会員が発表した教育社会学の顕著な研究業績に贈られるものです。
太田助教の論文概要について
太田助教の受賞論文「なぜ留学するのか?-『グローバル人材』の再生産戦略に着目して」は、「グローバル人材」の留学動機を出身階層や地位達成との関連から検討したものです。38名へのインタビュー調査から、対象者が自己実現を語ることで、地位達成を目的として留学する人に対して卓越化を図っていることを描出した点が評価されました。
授賞式は9月13日(金)に信州大学で開催された日本教育社会学会第76回大会にて執り行われました。
コメント
COMMENT
大学教育開発?支援センター助教
太田 知彩
この度は、栄誉ある賞に選出いただき光栄に存じます。この場をお借りして、インタビューにご協力いただいた皆様に、また、論文の執筆に際してご指導いただいた先生方に御礼申し上げます。
本論文では、「グローバル人材」が留学するまでの過程やその動機を解明することによって、社会階層上相対的に有利な立場にある人々がいかに自らの特権性を強化しているのかを明らかにすることを目指しました。
今後は本論文の知見を踏まえながら、格差社会のなかで留学ひいては高等教育が果たすべき社会的機能について考えてまいります。今回の受賞に慢心せずに、今後も学術の発展に貢献できるように精進してまいります。