公開講演会、音楽の集い「ガザの子どもたちのために」

INFORMATION

  • 2024年11月23日(土)13:30~18:00(開場 13:00)
  • 池袋キャンパス 8号館1階 8101教室

昨年10月以来、パレスチナ?ガザでは未曽有の人道危機が続いています。この集いではまず、現地で支援活動を行う国際NGO「パレスチナ子どものキャンペーン」が、戦禍の人々や子どもたちの証言などから、その実情を伝えます。そして、NGOがこのような状況にどのように寄り添い、活動をしてきたかついて紹介します。中東研究の専門家からは、パレスチナの歴史的な背景に照らし合わせて、ガザ戦争の今日を解説していただきます。こうした内容を通して、パレスチナ問題について、またガザ戦争によって分断されている世界について、参加者と一緒に考えたいと思います。

11月29日は国連の「パレスチナ人連帯デー」です。パレスチナ問題を解決できないまま77年以上放置してきた国際社会の責任が問われています。アラブ楽器ウードの奏者である常味裕司さんを中心とする音楽ユニット「ラビィサリ」が奏でる調べに、特にクリスマスを前にして、三つの宗教の聖地でもあるパレスチナに想い馳せ、多様な人々の平和的な共存を考える機会にしたいと思います。

講師

千葉大学国際高等研究基幹特任教授
酒井 啓子(さかい けいこ) 氏

専門は、中東政治、イラク政治。第21代日本国際政治学会理事長(2012年-2014年)。『「春」はどこにいった:世界の「矛盾」を見渡す場所から2017-2022』(みすず書房、2022年)、『9.11後の現代史』(講談社現代新書、2018年)、『移ろう中東、変わる日本:2012-2015』(みすず書房、2016年)など著書多数。

東京大学大学院総合文化研究科スルタン?カブース?グローバル中東研究寄付講座特任准教授
鈴木 啓之(すずき ひろゆき) 氏

日本学術振興会特別研究員PD(日本女子大学)、日本学術振興会海外特別研究員(ヘブライ大学ハリー?S?トルーマン平和研究所)を経て、2019年9月より現職。著書に『蜂起〈インティファーダ〉:占領下のパレスチナ1967-1993』(東京大学出版会、2020年)、共編著に『パレスチナを知るための60章』(明石書店、2016年)がある。

ウード演奏家
常味 裕司(つねみ ゆうじ) 氏

日本のみならず、東アジア地域におけるウード演奏家のパイオニア。スーダンのウード演奏家のハムザ?エル?ディーン(2006年没)、アラブ世界を代表するチュニジアのウード演奏家のアリ?スリティ(チュニス国立音楽院ウード科教授?2007年没)の巨匠たちから学ぶ。国内では日本人ウード奏者の輩出にも寄与している。また、宇崎竜童と活動を共にするなど、各ジャンルへ影響を与え続けている。全国各地での演奏活動のほか、都内の各国大使館での演奏も数多い。『NHKスペシャル』「新シルクロード」ではアラブ音楽の監修を行なっている。

アジア系ハンドドラム奏者、作曲家
和田 啓(わだ けい) 氏

江戸里神楽をもとに独自の音世界を表現し、国際的に活躍中。劇団四季、ひまわり、俳優座、青年座、他多くの演劇や映画の音楽などもてがける。1990年よりバリ島に渡り民族音楽であるガムランを学び、kendang(両面太鼓)にひかれ、I?ワヤン?ガンドラ氏に師事。その後、ウード奏者の常味裕司氏との共演をきっかけにアラブの打楽器Reqをエジプトにてハニー?ベダール氏に師事。様々なアーティストと数多く共演している。2005年にルーマニアとポルトガルより招聘を受けてのラビィサリ欧州コンサートツアー、2006年に国際交流基金派遣事業として常味裕司氏と共にエジプト?アラブ音楽院でのエジプト音楽家との共演による古典音楽コンサートをともに成功させた。

ヴォーカリスト
松本 泰子(まつもと たいこ) 氏

1986年UCCジャズヴォーカル新人コンテスト特別賞受賞。1990年を境に様々な民族音楽と出会いジャンルにとらわれず、日本の童歌?民謡をはじめアラブ古典、オリジナル曲の作詞作曲も手掛ける。2009年(財)さいたま市文化振興事業団主催「スーパージュニアコーラス」演出?指揮を担当、9月に「ペリクリーズ」(原作W.シェイクスピア)欧州4カ国公演に参加、劇団ひまわり「アンネ」などにおいて音楽を担当。同年12月サヌカイトを中心とした音楽グループ「Luz Azul」によりCDをリリース。2010年レバノン?ベイルートUNESCOホールにて常味裕司氏?和田啓氏とともにアラビア語による楽曲を披露。201年Trinityアジアツアー(高橋竹童=津軽三味線、丸田美紀=箏、和田啓=打楽器)にゲストとして参加。2012年、2013年に佐藤允彦氏による「ランドゥーガ~スリランカ公演」に連続参加。2014年に斎藤徹氏による「オペリータ~うたをさがして」全国ツアーに急遽参加。近年ボイストレーナーとしての評価も高い。

詳細情報

名称

公開講演会、音楽の集い「ガザの子どもたちのために」

内容

【プログラム】
13:00 開場
13:30 開会の辞、現地報告「ガザからの証言」(パレスチナ子どものキャンペーン)
14:10 講演「パレスチナ問題の現在」(仮)、質疑応答:鈴木啓之氏
15:15 休憩
15:30 講演「パレスチナと2024年の世界」(仮)、質疑応答:酒井啓子氏
16:50 音楽:音楽ユニット「ラビィサリ」常味裕司氏(ウード)、和田啓氏(パーカッション)、松本泰子氏(ヴォーカル)
17:30 閉会の辞

対象者

本学学生、教職員、校友、一般

申し込み

  • 事前申し込み 必要
  • 参加費 無料

【定員】
150名

以下のWebサイトよりお申込みください。

主催

科研費学術変革領域研究(A)「イスラーム的コネクティビティにみる信頼構築:世界の分断をのりこえる戦略知の創造」(イスラーム信頼学)「紛争影響地域における信頼?平和構築」(研究代表者:石井正子(立教大学)課題番号:20H05829)認定NPO法人パレスチナ子どものキャンペーン

共催

異文化コミュニケーション学部~学部公開講演会『言語と社会や文化を<つなぐ>:世界と切り結ぶ異文化コミュニケーション』の一環として~

金鲨银鲨游戏_新式老虎机-大厅手机下载

異文化コミュニケーション学部教授
石井 正子

お使いのブラウザ「Internet Explorer」は閲覧推奨環境ではありません。
ウェブサイトが正しく表示されない、動作しない等の現象が起こる場合がありますのであらかじめご了承ください。
ChromeまたはEdgeブラウザのご利用をおすすめいたします。