社会とつながる研究に励んだ大学時代
自動車部品の開発を通して
世界の人々の暮らしを変えていく
株式会社本田技術研究所 オートモービルセンター 材料開発室 関川 真衣さん
2020/02/25
立教卒業生のWork & Life
OVERVIEW
理学部と理学研究科を卒業?修了し株式会社本田技術研究所(ホンダ)で仕事をされる関川 真衣さんからのメッセージです。
大学時代に所属した「理学部テニス会」の仲間と
電気自動車の普及、自動運転技術の実用化など、次世代自動車の開発が活発化している。
株式会社本田技術研究所(ホンダ)に勤める関川真衣さんは、自動車の研究開発を通じて日本および世界の自動車産業を支える一人だ。
「大学時代は大山秀子教授の研究室の一期生として、ポリマー(高分子)の研究に励みました。産学官連携プロジェクトへの参画や、産業技術総合研究所での実験など、学内外で貴重な経験を積んだことは自分の原点になっています」
社会とつながる研究に携わったことで、「技術で社会に貢献したい」という思いが強くなった。
「就職活動では、業界?業種を絞らずにたくさんの面接を受けました。ネットの情報より自分で見聞きし、体験したことを重視しました」
最終的に就職先としてホンダを選んだのは、商品を通じて世界で活躍するエンジニアになれると思ったから。
株式会社本田技術研究所(ホンダ)に勤める関川真衣さんは、自動車の研究開発を通じて日本および世界の自動車産業を支える一人だ。
「大学時代は大山秀子教授の研究室の一期生として、ポリマー(高分子)の研究に励みました。産学官連携プロジェクトへの参画や、産業技術総合研究所での実験など、学内外で貴重な経験を積んだことは自分の原点になっています」
社会とつながる研究に携わったことで、「技術で社会に貢献したい」という思いが強くなった。
「就職活動では、業界?業種を絞らずにたくさんの面接を受けました。ネットの情報より自分で見聞きし、体験したことを重視しました」
最終的に就職先としてホンダを選んだのは、商品を通じて世界で活躍するエンジニアになれると思ったから。
毎年恒例、大山研究室のバーベキューには現在も参加
「ホンダには、『技術の上では皆平等』『能ある鷹は爪を出せ』という理念があり、年齢や性別を問わず活躍のチャンスがあることも決め手でした」
現在は、材料開発室で車体骨格や内外装の商品開発?材料研究を行っている。
「OEMとして、コストやデザイン性を踏まえて材料仕様を決め、製品図面に反映させるのが私の役割です。海外拠点を含む社内外の関連部門と協業し、車種や販売先の国?地域に応じて仕様を考え、性能実証まで担当。実際に海外の現場に足を運ぶこともあります」
現在は、材料開発室で車体骨格や内外装の商品開発?材料研究を行っている。
「OEMとして、コストやデザイン性を踏まえて材料仕様を決め、製品図面に反映させるのが私の役割です。海外拠点を含む社内外の関連部門と協業し、車種や販売先の国?地域に応じて仕様を考え、性能実証まで担当。実際に海外の現場に足を運ぶこともあります」
ドイツの製造現場で、現地のオペレーターと共に
2020年夏から発売予定の電気自動車の材料チーフも務める関川さん。「発売前ですが、ヨーロッパではすでに好評を博しています」と笑顔で語る。
最後に立教生へ、先輩としてメッセージを送ってくれた。
「AI技術が加速度的に進化していく中で、今後残っていくのはクリエイティブな仕事だと思います。『One of them』になるのではなく、自分の魅力が最大限に生かされる、自分にしかできないことを見つけてほしいですね」
最後に立教生へ、先輩としてメッセージを送ってくれた。
「AI技術が加速度的に進化していく中で、今後残っていくのはクリエイティブな仕事だと思います。『One of them』になるのではなく、自分の魅力が最大限に生かされる、自分にしかできないことを見つけてほしいですね」
※本記事は季刊「立教」250号(2019年11月発行)をもとに再構成したものです。定期購読のお申し込みはこちら
※記事の内容は取材時点のものであり、最新の情報とは異なる場合があります。
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プロフィール
PROFILE
関川 真衣さん
オートモービルセンター 材料開発室
2007年 理学部化学科卒業
2009年 理学研究科化学専攻博士課程前期課程修了