「遊び」を「仕事」に、
「働き方」を「生き方」に

株式会社東京ドーム 吉田 妙子さん

2017/10/20

立教卒業生のWork & Life

OVERVIEW

観光学部を卒業し、今は株式会社東京ドームで働いている吉田 妙子さんからのメッセージです。

観光学部の授業は、観光?レジャーについての授業が多く、旅行も勉強のうちである。吉田妙子さんも、あちらこちらに出掛けては、その土地の観光ビジネスを観察?研究した。

「ゼミでは各観光地の特徴について調べてレポートにまとめ、発表することが多くありました。実際に行った温泉地や海外での体験を生かして発表したことも少なくありません」

一口にレジャーといっても、観光学の視点でとらえると、街の景色が変わって見える。例えば、旅行のプランニング、エコツーリズム、歴史体験の提供、「おもてなし」の実現など、切り口はさまざま。その土地の特徴をどう生かし、観光ビジネスを展開しているのかを探ることは、観光学の面白さの一つだ。

「遊び」をビジネスとしてとらえる観光学を学ぶうちに、吉田さんはホテル業界に興味を持つ。吉田さんの就職活動は、まず自分を知ることから始まった。これまでを振り返り、うれしいことや得意なこと、嫌いなことや苦手なことをリストアップし、現在の自分と、なりたい将来像を客観的に描き出した。いまの自分となりたい自分を言語化することで、その後の自己PRもしやすくなった。

ホテル業界を中心に検討していた吉田さんだったが、彼女が最終的に選んだ就職先は、ホテルも含むレジャー施設を運営する東京ドームだった。

学生時代は登山サークルに所属。北アルプスを10日かけて縦走したこともある

「弊社の仕事の多くは、人々に笑顔を贈る仕事。さまざまな形でレジャーを展開する事業内容に、興味を強めました。何よりも魅力に感じたのは、働く人たちの人柄。こんなに楽しい人たちの仲間になりたいと強く感じたことを覚えています」

東京ドームは、彼女にとってなりたい自分になれる場所だったのだ。

「就職活動は、就職先を決めるためだけの活動ではありません。将来、自分がどう生きていきたいのか、本気で考えるきっかけをつかむための活動だと考えてください。ありのままの自分を知り、売り込むことで、自分の力を発揮できる会社に出合い、未来を切り開くことができます」

吉田さんが所属する人事部での仕事は、主に人事制度の企画?構築、人事管理業務(昇格?査定?人事異動等)、そして両立支援制度の研究などである。

「働き方改革が進む中で、『女性が子育てをしやすい環境』にとどまらず、老若男女問わず皆が育児や介護など、自分のライフスタイルに合わせ、かつ持ち味を生かせるような人事の仕組みを作っていけたらと思います」

吉田さん自身も3人の子どもを育てるワーキングマザーだ。自身の生活も参考にしながら、社員の幸せを目指していきたい、と彼女は語った。

プロフィール

PROFILE

吉田 妙子さん(Taeko Yoshida)

株式会社東京ドーム
人事部 人事グループ

2004年 観光学部観光学科卒業

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